【悪の】創世記戦争【魔神様】



お前は女神 俺は狼  全てが違う 不似合いな主従 
お前を守る その為ならば  俺は何にだってなってやる

光の中俺は目覚めた  傍にいたのはお前と大駱駝
お前の魔力(ちから)を与えられて  死神の手から俺は逃れた

たとえ世界の全てが  お前の敵になろうとも
俺がお前を守るから  お前はそこで笑っていて

お前は女神 俺は破壊兵器  全て異にする 不似合いな主従
お前を守る その為ならば  俺は何にだってなってやる

 

満月の夜 散歩の途中  狼を拾ってきた貴女
貴女が優しく笑うから  私は獣(ソレ)を仲間に認め(し)ました
だけど狼(あいつ)が貴方の手を  煩わせでもしたのなら
私がソレを誅しましょう  私は貴方の従者だから

貴女は女神 私は召使  どんな時でも いつも共にいた
「今日のおやつはケーキがいいべさ」  貴女は笑う 無邪気に笑う

 

 

もうすぐこの創世記戦争(いくさ)も終わるでしょう  輝く神の御旗の元に
それが神罰(むくい)だというのならば  私はあえて それに逆らおう

「ウヴァルもマルコもよく聞いて」
「二人ともすぐお逃げなさい」
「大丈夫、私も魔神だもん」
「天使なんかには負けないわ」

私は魔神 二人の主  全てを賭けて 彼らを護ろう
皆を「悪」だというのならば  教えてほしい 「正義」とは何か…

 

むかしむかしあるところに  月の上にある宮殿で
仲良く笑って暮らしていた  とても可愛い私の仲間(かぞく)

 

ついにその時はやってきて  (たとえお前の命令に)
扉を破る音がする  (叛く結果になっても)
最後の敵を前にして  (俺らはお前のそばにいる)
私は静かに目を閉じる  (だから貴女も笑っていて)


お前が総て 俺の存在理由(いきるいみ)  運命共にする 愛しき主
貴女のそばにいられるなら  地獄(どこ)にだってお供いたします


いつか全てが終わったら  その時は共に暮らしましょう

 




 








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